ノニとは、正式な学名を「モリンダ・シトリフォリア」と言い、通称でノニと呼ばれている植物です。 インドネシアを原産とするノニは、ハワイ・ポリネシア地方、日本では沖縄本島や八重山諸島などの高温・多湿環境の地域に自生し、 一年中白い花と実をつける、植物学上大変珍しい熱帯植物とされています。ノニは常夏の熱帯地方では高さ8〜10メートルもの大木に成長し、 果実や葉っぱ、樹皮や根の部分など全ての部位に人間の体に効果があるとされている約140種以上の栄養分をバランスよく含んでいます。 栄養学の側面から見ると、健康面に優れた作用を持っているノニは、はるか2000年もの昔から「奇跡のフルーツ」、「神からの贈り物」と呼ばれており、現地の人々の間で珍重されてきた植物となっています。現在でもノニが分布している国や地域ではそれぞれの利用法が引き継がれており、 特にインドネシアでは「ジャムゥ」という伝承医療の中にノニを使った処方が沢山あるくらいです。その独特な風味と匂いのせいもあって、不運にも敬遠されてきたノニですが、近年では飲みやすいジュースタイプやお茶にすることで親しみやすい健康食品となり、多くの人が愛飲するようになりました。
ノニの果実
ノニの果実は、一つあたりの重さが100g程度となっており、その形は5〜10センチほどの卵形。 未熟なうちは無味無臭かつ緑色となっていますが、完熟するとその色が白みがかかった黄色へと変色し、さらに果肉が果汁をたっぷり含むため非常に柔らかくなります。ノニは完熟することで栄養を豊富に含む植物で、完熟時にはチーズや銀杏にも似た独特のにおいを放つ様になります。 このにおいの原因はノニの中に含まれる中鎖脂肪酸によるもので、これが抗ウイルスや抗菌作用、血圧の降圧作用などの多面的に効果のある成分として近年注目されているそうです。ノニの葉
ノニの葉はみかんなどの柑橘系植物の葉にとてもよく似ており、表面は固くてつやがあり、色は濃い緑色となっています。 若葉の頃は柔らかい薄緑色ですが、月日が経つにつれて葉の全体が黄色を帯び、表面には糖分を含んだ粘り気のある分泌物が出てくるようになります。 ノニの葉には抗菌作用のあるクマリン物質を含まれているため、古くから若葉や青葉を食用や薬用として利用されていたり、他にも食べ物を包む包装材として使われてきたとされています。ノニの葉を乾燥させることで作られるノニティーは、生のノニの葉を入手しにくい日本においても手軽にその栄養を摂る事が出来る優れものです。ノニの有効活用
ノニの原産地であるインドネシアでは、古くから健康維持と健康促進に効果のあるフルーツとして知られ親しまれており、 今もなお人々の生活に深く根付いています。サモアなどのボリネシア地域では、ノニは別名「ハーブの女王」と呼ばれ、 2000年もの昔から薬効成分を多く含んだ食べ物として知られいたそうです。 しかしポリネシア地方の地域や文化が隔離性、排他性の強いものだったという背景と、 ノニの熟成果実から放たれる強い臭気から、近年まで一般的には知られていませんでした。 1960年代、一部の科学者達の手によってノニの成分が研究され始め、科学の発達とともに少しずつノニについて解明されていきました。 ノニの研究から約30年余が過ぎた1990年代初頭、ついにノニの商品化がアメリカで始まり、現在ではアメリカ・ヨーロッパで好評を博すまでとなったのです。日本ではそれから更に10年近く経った1999年2月に初めて商品化されることになりました。 日本ガン学会ではノニのガンに関する論文が3回にわたって発表され、またインドネシアの「ジャムウ」という伝承医療の中には ノニを使った多数の処方箋が存在しています。これら伝統の処方箋は、近年インドネシア政府が伝承医薬品として認可し、さらなる研究開発も進められているとのことです。ベトナムやフィリピンでは現在でも果実をジャムに加工して摂取するなどの工夫が見られます。 タイやインドネシアではノニの若葉を野菜として食べたり、スマトラのバンカ島では「石鹸野菜」と呼ばれ、日常の食器洗いに用いる他にも金属を磨いたり、シャンプーなどにも使われるなど、まさに多目的に役立つ植物として親しまれています。ノニの栄養素
ノニに含まれる営巣祖にはビタミンB群・C群の他に、ナトリウム・カリウム・マグネシウムなど のミネラルやたんぱく質など140種類以上の栄養素が含まれています。 これらによりバランスの取れた栄養摂取が可能なノニですが、代表的な効果として抗ガン作用があるとされているダムナカンタール以外で特徴的な成分を下記に紹介します。ノニの栄養素:プロゼロニン
プロゼロニンは生活習慣病を引き起こす原因とされる活性酸素を取り除く 効果をもち、ガンや糖尿病だけでなく高血圧症や炎症や痛みを抑えて、細胞の再生を早める作用をもっています。 ノニの木はポリネシアの人々には別名「鎮痛の木」とも呼ばれていたそうです。ノニの栄養素:スコポレチン
血管を広げて血圧を下げる効果があるスコポレチンは、睡眠や心の安定をはかる脳内物質であるセロトニンの分泌のバランスを保ち、 これにより不眠症やうつ病を改善する効果があるとされています。ノニ関連:オススメサイト
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